歯科医療を例えると…

2012年05月10日 09:17|お知らせ, 歯の健康と生活習慣, 診療案内コメント(0)

 

例えば、あるところに家があって、
その家が液状化や地盤沈下で傾いてしまったとします。

 

当然、家の中ではドアが開かなくなるなどの不具合が生じます。
歯医者にいらっしゃる患者さまの大半は、
『ドアが開きにくくなったから治してくれ』
といっていらっしゃいます。

そこで私たちは説明します。
『ドアが開きにくくなったのは
家が傾いてしまった事が原因にあります。
ドアだけ治したとしても、
またすぐにダメになるかもしれません。
本当に治すのであれば
家の土台から、基礎工事から治さなければいけないと思います。』

すると大半の方はこう言います。
『何言ってるんだ、
俺は今までこの家に何十年と住んできたけど
何も問題なかったんだよ。
現に今だって住めてるじゃないか。
とにかくドアだけ治してくれれば良いから』

そこでもう一度説明します。
『確かに今までも今も家に住めています。
ただ、このままでいればいつ家が倒壊するか分かりませんよ。
外から家を見てみてください。
傾いているのが分かると思います。』

さて、ここでドアだけ交換するのが『対症療法』
基礎工事から治すのが『原因療法』です。

もちろん全ての患者さまの家が傾いているわけではありません。
当然ながらドアの修理だけで良い方も沢山いらっしゃいます。
そして、従来の歯科医療は
良くも悪くもドアの修理をメインに行ってきたように感じます。

ただ意外と、倒壊しかけた家に住まれている方も
多いというのが私の実感です。

そしてもう一つ、
もし原因療法を行うとなれば、
それなりの治療期間と不便さを理解してもらわなければなりません。
なぜなら家を建て直す時にも
患者さまは家に住んだままだからです。
工事期間だけ別の家に住んでもらえるなら
大胆に解体して建て直すことも出来ますが、
『治療期間だけ別の口で食事していてください』
とは出来ないからです。

患者さまも私たちも決して楽な道ではありません。
だからこそ、お互いの信頼関係をしっかり構築し、
二人三脚で共に治していきたいと思っております。

つたない例え話ではございましたが
皆さまの歯科医療に対するご理解に少しでも役立つよう願っております。

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